データベース『世界と日本』(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 国連安全保障理事会決議242号(イスラエルの占領地撤退)

[場所] 
[年月日] 1967年11月22日
[出典] 現代国際政治の基本文書,一般財団法人鹿島平和研究所編,原書房835-837頁.
[備考] 
[全文] 

 安全保障理事会は、

 中東における重大な事態について引き続き憂慮を表明し、

 戦争による領土取得は承認できないこと、および同地域のすべての国が、 安全に生存できる公正かつ永続的平和を求めて努力する必要性があることを強調し、

 さらに、すべての加盟国が国連憲章の受諾に際し、憲章第2条に従って行動する旨誓約していることを強調し、

 

 1.憲章の諸原則の履行のためには、次の二つの原則の適用を含む中東の公正かつ永続的平和の確立を必要としていることを確認する。

 (i)最近の紛争において占領された領土からのイスラエル軍隊の撤退

 (ii)あらゆる好戦的な主張や交戦状態の終結、そして同地域のすべての国 の主権、領土保全、政治的独立、および武力の威嚇もしくは行使にさらされることなく、安全かつ承認された国境の中で平和に生存する権利の尊重と確認

 2.さらに以下の必要性を確認する。

 (a)同地域における国際水路の航行の自由を保証すること。

 (b)難民問題の公正な解決を実現すること。

 (c)非武装地带の設定などの諸措置によって、同地域のすべての国の領土不可侵と政治的独立を保証すること。

 3.事務総長に对して、特別代表を任命し、中東に赴かせて、本決議の条項と原則に従って合意を促し、平和的かつ受諾可能な解決を実現する努力を 支援すべく, 関係国と接触を確立し維持するよう要請する。

 4.事務総長に対し、特別代表の努力の進捗状況について可及的速やかに安全保障理事会に報告するよう要請する。