データベース『世界と日本』(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 国連安全保障理事会決議678号(対イラク武力行使容認)

[場所] 
[年月日] 1990年11月29日
[出典] 現代国際政治の基本文書,一般財団法人鹿島平和研究所編,原書房,842-844頁.
[備考] 
[全文] 

 安全保障理事会は、

 1990年8月2日の決議660、同月6日の同661、同月9日の同662、同月18日の同664、同月25日の同665、9月13日の同666、同月16日の同667、同月24日の同669、同月25日の同670、10月29日の同674、11月28日の同677を想起し、かつ再確認し、

 国際連合による全ての努力にもかかわらず、イラクが安全保障理事会を甚だしく無視し、決議660、およびその後の前記関連決議の履行義務を拒否していることに留意し、

 国際の平和と安全の維持および保全について、安全保障理事会が国際連合憲章に基づいて負っている義務および責任を自覚し、

 関連諸決定の完全な遵守を確保することを決意し、

 憲章第7章の下に行動して、

 1.イラクが決議660およびその後のすべての関連決議を完全に履行することを要求し、かつ、安全保障理事会のすべての決定を堅持しながら、善意の表明としてイラクにいま一度最後の機会を与えることを決定する。

 2.クウェート政府に協力している加盟国に対し、上記第1項に述べたように、イラクが1991年1月15日までに前記諸決議を履行しない場合には、決議660およびその後のすべての関連決議を支持し、実施するために、そして同地域における国際の平和と安全を回復するために、すべての必要な措置を取ることを許可する。

 3.すべての国に対し、本決議の第2項に従ってとられる行動に適切な支援を与えるよう要請する。

 4.関係国に対し、本決議の第2項および第3項に従ってとられた行動の進捗状況について、定期的に安全保障理事会に通報するよう要請する。

 5.この問題に引き続き関与することを決定する。