データベース『世界と日本』(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] バルフォア英外相からロスチャイルド男爵宛の書簡

[場所] 
[年月日] 1917年11月2日
[出典] 現代国際政治の基本文書,一般財団法人鹿島平和研究所編,原書房,821頁.
[備考] 
[全文] 

 親愛なるロスチャイルド卿

 本官は英国政府を代表して、以下のユダヤ人のシオニスト運動に同情する宣言が内閣に提案され、承認されたことを貴殿に伝えることを大きな喜びとするものである。

 「英国政府は、パレスティナの地にユダヤ人のための国民的郷土を設立することを好意をもって見るとともに、その目的達成に向け最善の努力を払うであろう。ただし、これはパレスティナに現に住んでいる非ユダヤ人社会の市民的、宗教的諸権利、および他の諸国に住むユダヤ人の享受している諸権利と政治的地位を損なうことは、一切なされてはならないとの明白な了解にたつものである。」

 貴殿から本宣言をシオニスト連盟に伝達いただければ幸いである。

   敬具

 アーサー・ジェームス・バルフォア